-プルーン-


プルーン

プルーンの効果効能

プルーンはバラ科のセイヨウスモモで、ヨーロッパでは古くはローマ時代から薬として用いられてきました。プルーンの主な働きは有効成分のペクチンの整腸作用により便秘を解消することです。またプルーンはビタミンAを多く含み肌の乾燥や角質化を防ぐので、美容効果があります。プルーンは、優れた活性酸素吸収能力を持った食品でもあります。この他プルーンは、ビタミンC、カリウム、鉄、葉酸などを含んでいます。


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プルーンは野菜・果物・豆類の中で活性酸素吸収能力(ORAC)値が一番

がんや老化の原因になる活性酸素を、吸収して消去する物質を、抗酸化剤とよびます。ビタミンCやアントシアニンなどが抗酸化剤です。

しかし私たちが口にするのは、個々の抗酸化剤ではありません。こんため個々の抗酸化剤の能力よりも、食品が持つ、総合的な抗酸化吸収能力を、知る方が実用的です。

食品が持つ活性酸素を分解する能力を、数値化したのが活性酸素吸収能力(ORAC)値です。そしてプルーンは野菜・果物・豆類の中で活性酸素吸収能力(ORAC)値が一番高く、その数値は5770です。この他ケールが1770、ホウレンソが1260、ブルーベリーが2400などです。

プルーンのペクチン(水溶性食物繊維)の効果効能

食物繊維は五大栄養素に続く、第六の栄養素として注目されています。食物繊維が注目されている理由は、生活習慣病を防ぐ効果が期待されているからです。食物繊維は腸内の有害物質を掃除して(デトックス効果)、がんを予防して、便秘改善してくれます。さらに食物繊維はコレステロールを減らし、食後の血糖値の上昇を抑制してくれます。このため食物繊維は、ダイエットの効果も期待されています。

プルーンのビタミンAの効果効能

ビタミンAは動物性の食品に含まれる、レチノールという脂溶性ビタミンです。植物性の食品(緑黄色野菜)に含まれるβ-カロテン(ファイトケミカル)はビタミンAの前駆体で、ビタミンAに変わる前の物質です。ビタミンAは視力を正常に保ち、皮膚や粘膜などの上皮組織の健康を保つ作用があります。またビタミンAは、おなかの胎児や幼児の発育にも関係しています。

プルーンのカリウムの効果効能

カリウムはナトリウムとともに、細胞内外の水分の浸透圧や酸とアルカリのペーハー(水素イオン濃度)のバランスを一定に保ち、「膜電位」という電気信号を作ってくれます。「膜電位」によってできる電気信号は、人の体の機能にとって大切な働きをします。カリウムは塩分の摂り過ぎによる、高血圧を改善してくれます。カリウムを摂取することにより、心臓マヒのリスクを軽減してくれます。またカリウムは欠乏すると「低カリウム血症」になり、過剰に摂取すると「高カリウム血症」になるなど、摂取量に注意を払わなければならない、ミネラルです。

プルーンの鉄の効果効能

鉄はミネラルで、酸素を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンという、タンパク質の重要な成分です。鉄は肝臓で酵素「P-450」の成分にもなり、毒物の解毒作用の役割も果たしてします。鉄が不足すると疲労、頭痛、顔色が悪い、イライラする、月経血の量が増えるなど貧血の症状が現れます。これはうつ病の症状に似ているため、よくうつ病と誤診されやすいので注意してください。

プルーンのビタミンCの効果効能

ビタミンC(アスコルビン酸)の最大の仕事はコラーゲンの生成ですが、熱に弱く分解しやすい性質を持っています。ビタミンCは重要な抗酸化物質の1つで免疫力を高める作用があり、風邪には特に効果を発揮します。美容にも重要な働きをするビタミンCは、黒色色素のメラニンを予防して脱色もするといった美肌効果があります。この他ビタミンCは白内障や壊血病(かいけつびょう)、二日酔いを予防します。

もしビタミンCを3週間以上摂らないと、壊血病になつたり、筋肉のケイレン、関節の痛み、食欲減退、目まい、下痢、局部的な出血などの症状があらわれ、最終的には死にいたります。このことから、いかにビタミンCが重要か、理解していただけると思います。

注意:壊血病(かいけつびょう)はコラーゲン不足によって、血管が切れさすくなり、全身から出血する病気です。この病気原因を調査している過程で、ビタミンCが発見されました。

プルーンの葉酸の効果効能

葉酸はビタミンB群の一つで、細胞が生成される時に、細胞の遺伝子DNAを作る補酵素として働きます。葉酸は胎児の神経管欠損症を予防しますので、妊娠前や妊娠中の婦人には必要なビタミンです。葉酸は活性酸素によって傷ついたDNAを修復する作用があるので、がんの予防効果があります。また葉酸が不足するとホモシステイン血症や巨赤芽球貧血(悪性貧血)になり、エネルギー源のアデノシン三リン酸(ATP)の生産が少なくなるので、元気が無くなり精力不足になります。

改善が期待できる症状

便秘 美肌

プルーンの有効成分

ペクチン ビタミンA ビタミンC 葉酸 カリウム 鉄

プルーンの飲み方

プルーンエキスですと1日100g以下ですと下痢の心配はありません。ただプルーンエキスですと加工途中でビタミンAと食物繊維を失っていますので、ドライプルーンが便秘には効果的です。またプルーンはカリウムを多く含んでいますので、腎臓疾患の方はお医者さんと相談してください。

健康管理の専門家は、果物や野菜を1日5回食べるようアメリカ人に勧めています。果物の摂取を増やす簡単な手段として、 便利で持ち運びの楽な種ぬきプルーンが挙げられます。ナトリウム含有量の低いプルーンは、サラダやサンドイッチの手軽な材料として、 また食間のスナックとしてパッケージからそのままおいしく食べられます。


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